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　書籍やDVDの外箱を作成する場合、単に直方体にマップすれば良いことにはなりません。表面と背でサイズも違えば、タイトルの表示方法も異なります。表面には横書きのタイトル、背には縦書きのタイトルが普通です。そこで、直方体の一面に他とは別の画像を割り当ててみます。この手法を応用すれば、直方体の各面に別々の画像を割り当てることが可能です。GimpTalkのチュートリアルから、Using Map Object to make a DVD Cover の実践です。

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	完成画像。
Step1-3　拡大方法。 Step1-5　表紙の縁取り。 Step1-7　ブレンド適用後。	Step 1 　表紙の作成。 1/　書籍等のハードカバーを作成する場合、表紙と背表紙は必須です。ところがサイズが違います。そこで、別々のプロジェクトで二つのイメージを作成します。 　まず、表紙のプロジェクトを作成します。 ファイル＞新しい画像 サイズ：300×400 レイヤー名＝Front Cover 背景＝白 2/　表紙の縁を作成します。Front Coverレイヤー全体を選択領域にします（[Ctrl]+[A]）。次に、15px選択範囲を縮小します。 選択＞選択範囲を縮小 縮小量＝15 3/　拡大／縮小ツールを使用して、選択範囲を左に拡大します。 拡大方法は左図参照。 設定： 変換対象＝選択範囲 4/　選択範囲を反転します。 選択＞選択範囲の反転 5/　選択範囲を黒で塗りつぶします。 編集＞描画色で塗りつぶす 6/　Front Coverレイヤーの白い部分を、色域選択ツールでクリックし、選択範囲を作成します。 7/　以下の設定でブレンドを適用します。 設定： 描画色＝000cff　 背景色＝1b67bc　 グラデーション＝描画色から背景色　 形状＝線形 グラデーションの適用方向＝下から上
Step2-5　背表紙の縁取り。 Step2-7　ブレンド適用後。	Step 2 　背表紙の作成。 1/　背表紙のプロジェクトを作成します。 ファイル＞新しい画像 サイズ：50×400 レイヤー名＝Shaken 背景＝白 2/　背表紙の縁を作成します。Shakenレイヤー全体を選択領域にします（[Ctrl]+[A]）。次に、15px選択範囲を縮小します。 選択＞選択範囲を縮小 縮小量＝15 3/　拡大／縮小ツールを使用して、選択範囲を今度は左右に拡大します。 拡大方法はStep1-3同様です。ただし、右にも拡大します。 設定： 変換対象＝選択範囲 4/　選択範囲を反転します。 選択＞選択範囲の反転 5/　選択範囲を黒で塗りつぶします。 編集＞描画色で塗りつぶす 6/　Shakenレイヤーの白い部分を、色域選択ツールでクリックし、選択範囲を作成します。 7/　以下の設定でブレンドを適用します。 設定： 描画色＝000cff　 背景色＝1b67bc　 グラデーション＝描画色から背景色　 形状＝線形 グラデーションの適用方向＝下から上
Step3-1　表紙に文字の追加。 Step3-1　背表紙に文字の追加。	Step 3 　テキストの追加。 1/　それぞれのプロジェクトに、テキストを追加します。作例では、「不思議な音楽」と入力しています。 2/　それぞれのプロジェクトの、テキストレイヤーと背景レイヤーを統合します。 夫々のプロジェクトでテキストレイヤーを右クリック＞下のレイヤーと統合
Step4-1　完成画像。	Step 4 　立体にする。 1/　Front Coverレイヤーを選択した状態で、直方体にマップします。 フィルタ＞マップ＞オブジェクトにマップ 設定： オプションタブ： 元画像を次にマップ＝直方体 背景を透明＝チェック 方向タブ： 回転：　Y＝-30 直方体タブ： 画像を直方体にマップ：　右＝背表紙レイヤーを指定（それ以外は、Default）。 拡大縮小：　X＝0.50　Y＝0.60　Z＝0.13 完成です。